大崎ネットニュース  Oosaki Net News

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11月10日(金)

防犯実働隊が発足式
 大崎市 18日に三本木総合支所で


 大崎市防犯実働隊(小山秀雄隊長)の発足式は、18日午前10時から、三本木総合支所で行われる。

 市防犯実働隊は、大崎市の発足とともに結成された。隊員は322人。

 防犯実働隊は、旧古川市・田尻町ではボランティア組織として活動していたが、併協議で他の町に合わせ条例を置くことにし、年報酬、出動報酬を定めた。

 出動式には隊員、市や警察関係者が出席。伊藤康志市長が式辞を述べ、小山隊長が訓示を行う。

 式典のあと、支所駐車場で、出席した隊員が参加して全体訓練を実施する。




=コラム=
 ぼかし表現


 大崎市で、全職員を対象に行革研修が始まり、宮城大学の久恒啓一教授の講演を聴く機会があった。

 市民に視点を向けた行政運営をしなさい―というのがその要点で、そんなこと当たり前じゃあないかと思いつつ聴いているうち、「ごまかして仕事をしていないか」という久恒さんの言葉が、ちょっとわたしの心に刺さったのである。

 なんでも、ある新聞社の講演でも同じ質問をしたといい、だれもしていない≠ニ確信を持って手を上げなかったらしい。

 「ん〜」と思わず、心の中でうなってしまった。自分も、原稿のなかに「ごまかし」がなかっただろうか…。

 テクニックというか、慣れてくると文章表現でうまくすり抜けよう―などという安易な気持ちも(正直に言うと)生まれてきたりする。

 たとえば「など」という言葉。これはぼかし表現≠ニして実に使い勝手がいいものだから、ついついお世話になってしまう。最近書いた原稿を確認してみたら、あるなぁ…。駆け出しのころ、多用するなと注意されたのに。

 ぼかし表現≠ニ平気で書いているようでは、記者として失格だ。「あいまいな表現で読者を誤解させるな」という先輩記者の言葉が、あらためて思い出されたのである。




アサーティブ講座  古川で来月5日

 県と大崎市は、「アサーティブ(対等で率直な自己表現)講座」を来月5日午後1時半から、古川公民館で開催する。参加者を募集している。

 コミュニケーションのとり方を振り返り、よりよい人間関係を築く方法を考える。

 講師は大崎市男女平等カウンセラーの田口京子さん。

 参加は無料。定員は50人で、締め切りは27日。

 詳細、申し込みは大崎市男女共同参画推進課へ。電話番号は23―2169。





11月 9日(木)

生コン車がパトロール
 仕事中に安全確保へ一役 大崎生コン協組

 大崎生コンクリート協同組合(石ヶ森宗男理事長)が、子どもたちを犯罪から守るパトロールを始め、9日、大崎市古川の古川生コンクリート工業(株)=佐川光社長=で関係者が集まり、出動式を行った。

 仕事で生コン車や会社の車を運転しながら地域の安全パトロールも行おうというもので、組合に加入する10社と関連企業1社の全社員で「こどもをまもる110番」を結成した。同種の活動は、石巻や栗原地方などでもすでに実施されているという。

 出動式には組合や警察、行政の関係者らが出席。石ヶ森理事長が「任務の1つとしてパトロールに取り組み、地域の安全に貢献したい」とあいさつ。氏家睦郎古川署長は「みなさんの活動は、地域から強い期待を受けている」と激励した。

 このあと、ドライバーを代表して亀谷昌彦さん(37)が出動宣言をし、生コン車にステッカーを張って現場へ出発、さっそく活動を始めた。

 活動は、車両約100台、全役員・社員約200人で展開。不審者や不審車両を警察に通報したり、子どもの保護なども行う。

【写真・ステッカーを張って出発する生コン車】




「納得型」行政へ転換を  大崎市が全職員対象に研修


 行財政改革に取り組む大崎市で、全職員を対象にした研修会が9日から始まった。会場の岩出山スコーレハウスには約300人が出席、久恒啓一・宮城大学教授が講話を行い、市民ニーズと行政運営について語った。

 市は、本年度中に行政改革推進大綱の策定を目指しており、研修は職員1人1人の意識改革を促そうというものだ。

 水道部を含む市長部局の約1300人を対象に実施する。内容は講話の聴講と実習の2種類で、3会場で来月中旬まで合計6回開く。

 同日の研修で久恒教授は「県、市町村は中央省庁のやり方をまね、市民を向いていない」と語り、自分の仕事に「ごまかし」が無かったか―と職員に問いかけながら、「説得型」の行政から「納得型」行政への転換を訴えた。

 講話を聴講した職員はこのあと、自分の仕事と市民とのかかわりを図解した資料を提出する。2回目の研修では、これら資料を材料に実習を行う。





11月 8日(水)

軽自動車税納入、コンビニで
 大崎市が来年度から 水道料金も

 大崎市来年度から、コンビニエンスストア軽自動車税、水道料金の納入が可能になる

 市民の利便性向上を目的としたもので、収納率のアップにもつなげたい考えだ。来年度の利用状況などを確認しながら、他の市民税や利用料にも拡大したいと市側ではいう。

 軽自動車税、水道料金とも、銀行や市役所窓口で納めるうちの6割から5割の利用を見込んでいる。近く収納代行業者と契約を結び、準備を進める。利用できる店舗は、市内の7社・44店舗。

 一方、市は、軽自動車税の悪質な滞納者への対策として、タイヤロックを導入する。本年度内に2基を購入する予定で、12月定例市議会で補正予算案を提案する。来年度はさらに2基を追加する計画という。




「振り込め詐欺」未然に防ぐ  77銀行鹿島台支店に感謝状

 古川署は8日、振り込め詐欺被害を未然に防いだ77銀行鹿島台支店(志賀睦実支店長)に感謝状を贈った。

 被害に遭いそうになったのは、大郷町内の女性(53)。先月20日正午ごろ、女性宅に弁護士、息子と名乗る男から「女性を妊娠させてしまった。示談金192万円を、午後2時まで急いで振り込んでほしい」と電話があり、信じた女性が、定期預金をおろして指定された東京都内の銀行に振り込もうと、同支店に訪れた。

 窓口で応対したのは、パート行員の村上則子さん(49)。女性がしきりに時間を気にし、振込み先が都銀の個人口座だったため不審に思い、「詐欺被害が目立つので、秘密は守りますから、何があったか聞かせてください」などと語りかけたところ、息子と名乗る男から電話があったことを話した。

 このため上司に伝え、その場で女性に息子に電話を入れさせたところ、詐欺と分かったという。

 感謝状は、志賀支店長と村上さんが古川署を訪れ、志賀支店長が氏家睦郎所長から受け取った。

 女性は「助けられた」感謝していたといい、村上さんは「お客さんの役に立ててよかった。これからも、思いやりの気持ちで業務を続けたい」と語り、志賀支店長は「今後も被害防止へ貢献できるよう、行員の指導に努めたい」と語っていた。

【写真・氏家署長から感謝状を受け取る志賀支店長(中央)、右が村上さん】




男性3人に暴行 田尻の男を逮捕  古川署 

 古川署は7日、傷害の疑いで大崎市田尻沼部字木戸19、会社員、今野正志容疑者(24)を逮捕した。

 調べでは、今野容疑者は4月6日午前5時ごろ、大崎市古川のコンビニエンスストア駐車場で、ささいな事で因縁をつけて同市内の男性3人に殴るけるなど暴行を加え、このうちAさん(21)にあごの骨を折る入院約1カ月のけがを負わせたほか、Bさん(21)に鼻の骨を折る全治3週間、Cさん(20)に両ひざ打撲の2週間のけがを負わせ、そのまま逃走していた。

 古川署で、逃げた車などから捜査を進め、今野容疑者を逮捕した。





11月 7日(火)

行政と市民の協働¢iえる
 厳しい財政を市民に直接説明 大崎市


 市の厳しい財政状況を市民へ直接説明する大崎市の説明会が6日から始まった。最初の説明会は松山総合支所で開かれ、市民から「大変な財政状況を乗り切るために合併したのに、最初から厳しいというのはおかしい」といった意見があったほか、「行政と市民の協働によるまちづくり」を訴えた伊藤康志市長に理解を示す声も聞かれた。

 説明会には、市民七十人ほどが集まった。

 市側から伊藤市長や2人の副市長、担当部課長が出席し、新市建設計画をそのまま実施した場合(市民病院の不良債務繰り出しをしない)、平成23年度に「財政再建準用団体」に転落するとした同年度までの短期財政見通しや、行革の取り組みについて説明。

 伊藤市長は「新市建設計画は実現させるが、年次や方法は検討が必要。民間に出来るものはないか、類似事業は統合できないか、検討したい」とし、市民に「行政任せの意識を改め、協働のまちづくりを進めよう」と訴えた。

 市民から「なぜ最初から厳しい状況なのか」といった質問があり、市側は「国の三位一体改革や医療制度改革が予想以上に厳しくなったため」などと説明。中には「合併を急ぎすぎたのではないか」といった声も聞かれた。

 「民間の力を借りるにしても、行政がしっかり責任を取る姿勢をもってほしい」という意見もあり、「説明で財政の厳しさがわかった。われわれ自身が何をやれるのか、考えたい」と語る市民もいた。

 説明会はこのあと、今月末まで8回開かれる。日程は次の通り。


【写真・松山総合支所で開かれた最初の市民説明会】




第37回全国オートキャンプ大会を開催 来年10月、鳴子・吹上高原で

 (社)日本オート・キャンプ協会が主催する第37回全国オートキャンプ大会が来年10月、大崎市鳴子地区の吹上高原で開催されることが決まった。今月中にも、大会運営主体の実行委員会を設置し、準備を始める。

 高橋幹夫・鳴子総合支所長が、今月2日から5日まで静岡県磐田市で開かれた全国大会に出席し、大会旗を引き継いだ。吹上高原では、昭和62年にも第17回大会が開かれており、20年ぶりの開催となる。

 大会は、オートキャンプの健全な普及や自然保護意識の高揚、愛好者の交流などを目的に開催される。

 吹上高原での大会は来年10月5日から8日までを予定。オートキャンプ場を運営する関係者やキャンパーら1000人ほどが全国から集まる見込みだ。

 大会は、民間などで組織する実行委員会が運営する。市では、大会運営費を補助する予定。

 高橋総合支所長は「大会の開催は、吹上キャンプ場や鳴子地域のPRになる。来場者に地域でとれる農産物を提供するなど、受け入れ準備を進めたい」と語っていた。




傷害容疑で中学生逮捕 古川署

 古川署は7日までに、傷害容疑で大崎市古川に住む14歳の男子中学生と、14・15歳の女子中学生ら3人を逮捕し送検、同じく古川の14・15歳の女子中学生2人を同容疑で調べている。

 調べでは、5人は10月16日午後7時から9時までの間、同市古川の女子中学生(15)を呼び出し、古川の小学校校庭で約30分間、殴るけるなど暴行を加え、首をねんざするなど全治3週間のけがを負わせた。

 交友関係のもつれが原因らしい。

 中学生はいずれも、昨年まで同じ中学校に通っていた仲間。





11月 6日(月)

平成20年の事業実施へ向け準備
 DCキャンペーン推進室を設置 大崎市
 

 大崎市は、自治体やJR6社が平成20年度に県内で実施するデスティネーションキャンペーンを担当する部署を新たに設置することにし、7日付けで人事を発令する。

 仙台・宮城デスティネーションキャンペーンは、20年10月から12月に実施される。開催地を集中的にPRし、イベントの開催で誘客を図ろうというもので、県は観光課内に準備事務局を発足させており、今月17日には、県内自治体や観光関係団体などで実行委員会が設置される予定だ。

 同キャンペーンの専門担当部署を設置するのは、市町村では大崎市が最初。商工観光課内に推進室を設け、室長の下に専門担当職員を1人配置し、イベントの企画や情報発信などを担当させる。

 7日付けの人事はこのほか、大崎広域事務組合副管理者となる大場啓嗣総務部長の後任に、佐藤吉昭企画財政部長が同部長兼務で就く。また、村上恒夫財政課長を財政健全化推進担当の参事(部長級)とした。

 異動は次通り(退職は6日付け)

【部長】
 ▽総務部長兼企画財政部長(企画財政部長)佐藤吉昭

【参事】
 ▽企画財政部参事=財政健全化推進担当=兼財政課長(財政課長)村上恒夫

【課長補佐】
 ▽商工観光課総括主幹兼観光物産係長兼デスティネーションキャンペーン推進室長(商工観光課総括主幹兼観光物産係長)伊藤昭一▽三本木総合支所地域整備課長補佐兼建設係長(三本木総合支所地域整備課長補佐兼建設係長兼維持管理係長)浅野真悦

【係長】
 ▽商工観光課デスティネーションキャンペーン推進室プロジェクトマネージャー(鳴子公民館主幹)大沼幸男▽松山総合支所保健福祉課主幹兼地域福祉係長(松山総合支所産業振興課主幹兼商工観光係長)鈴木勝治▽同支所産業振興課総括主幹兼商工観光係長(同支所保健福祉課総括主幹兼地域福祉係長)宮本明▽三本木総合支所地域整備課総括主幹兼維持管理係長(教育委員会三本木支所総括主幹)宮野一則▽図書館主幹兼管理係長(環境保全課主幹)笠原昌喜▽図書館主幹兼図書係長(図書館主幹兼管理係長兼図書係長)藤本節子▽教育委員会三本木支所生涯学習係長(三本木公民館係長)荻野信男

【主幹・主査・主事】
 ▽社会福祉課主事(古川総合支所市民生活課主事)千葉智子▽子ども家庭課主査(三本木総合支所地域整備課主査)手島明▽岩出山総合支所保健福祉課技術主幹(子ども家庭課岩出山保育所技術主幹)佐藤博美▽中央公民館主査(納税課主査)遊佐祐子▽三本木公民館主事(三本木総合支所保健福祉課主事)渡辺由美▽鳴子公民館主事(中央公民館主事)千葉友和

◇退職
 ▽(総務部長)大場啓嗣=大崎広域事務組合副管理者へ




緒絶川を一斉清掃
 今年の活動を締めくくる 清流化推進協

 緒絶川・荒川清流化推進協議会(小出祐和会長)は5日、大崎市古川の中心部を流れる緒絶川の一斉清掃を行った=写真=

 協議会は、地区ごとに毎月1回、緒絶川の清掃活動を行っていて、このほか、今の時期に一斉清掃を実施し、古川のシンボル、緒絶川の環境を守る活動を続けている。

 この日は協議会の会員ら40人ほどが出て作業を展開した。

 古川中学校から東北電力古川営業所前まで約1・5キロの間で、岸に生えた草をかまで刈り取ったり、川に捨てられた空き缶などごみを拾い上げ、今年1年の会の活動を締めくくった。




当て逃げの男を逮捕 遠田署

 遠田署は5日、追突事故を起こしそのまま逃げていた石巻市貞山一―八―三八、とび職、菊地達弥容疑者(20)を逮捕した。

 調べでは、菊地容疑者は8月7日午後3時14分ごろ、普通乗用車を運転し、美里町北浦の国道108号で軽乗用車に追突、そのまま逃げていた。

 同署で車のナンバーなどから捜査をしていたところ、先月23日、軽自動車を無免許で運転していた菊地容疑者を見つけ逮捕し捜査を進めたところ、当て逃げを自供した。