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明後日の授業にまにあう「まちづくり」の授業・・・その2
片倉 信儀@TOSS/Sannai
子ども達が授業の終わりに、「先生。帰りに調べてくるよ」と言う(はず)授業になります。
TOSS/Sannai推薦

                 片倉の実践2

転勤してきたばかりで、初めて出会った子ども達との、社会科専科としての第1時の授業だった。
はじめはシーンとしていた子ども達も、最後には、「先生。今日、帰りに調べてくるよ」と言い出した。

黙って下の写真を提示する。

「あーっ!」という声が上がった。

発問1 これは何でしょう。

 「あっ、公民館の所の時計だ!」という答えが直ぐ返ってきた。『正解です。ピンポーン』と言った。

発問2 これは何でしょう。

「あっ、公民館の車輪だ」、「汽車の車輪だ」という正解がすぐ出た。『そうだよね。公民館のところにある汽車の車輪だ

よね』と告げた。

発問3 これは何でしょう。

「えーっ!」とか「これ何?」という反応だった。一人の子が「これ、役場の近くにあったよ」と言った。

結局、次のような答えが出た。

・ペットを入れておく物  ・灰皿  ・車を入れないためのもの  ・スケートボードのジャンプ台

正解は告げず「よくわかんないよね」と言って、次の写真を提示した。

「えーっ!」、「何これ!」、「何だー!」という先ほどよりも凄い反応だった。

『みんな。松山で生まれて11年たつんでしょう。わかんないの?』と挑発した。

次のような答えが返ってきた。

・イス  ペットのトイレ  ・かざり  ・車を入れないためのもの

これも正解は告げず「これもよくわかんないよね」と言って、次の写真を提示した。

これも「えーっ!」という凄い驚きの声があがった。「どこかで見たような気がするんだよな」とか

「こんなのあったかな」という声が聞かれ次のような答えが出た。

・スピーカー  ・ライト  ・電柱  ・水道のタンク  ・街路灯

これも正解は告げずに「これまたわかんないよね」と言って、次の写真を提示した。

子ども達は興味津々だった。

「なにー!」、「なんだー!」、「これもわかんないよ」等々凄い声が上がった。

よく見えないというので、自由に前に出てきて見てもよいことにした。

「先がとがっているよね」、「右の線はなんだろう」、「電線みたいだよね」、「電線より高いの?」、「左側にのびてる

よな」、「左の先っぽ細くなってないよね」・・・いろいろな反応だった。

次のような答えが出てきた。

・案内板  ・街路灯  ・電柱  ・かざり  ・鳥の休憩所

これも正解は告げず、最後の写真を提示した。

「あーっコスモス園だ」、「わかるわかる」、「休憩所だ」とにぎやかになった。

これも正解は告げず、最後に、次のように説明して授業を終えた。

 今まで見てきたものは「まちづくり」と呼ばれているものです。まちづくりのほんの一部です。これから、このまちづくり
について勉強していきます。

 

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