大崎ネットニュース  Oosaki Net News

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9月30日(土)

障害者らが交流  ほんわかプラザまつり

 JR古川駅前のふるさとプラザで30日、障害者らの交流イベント「ほんわかプラザまつり」が開かれ、ステージで歌を披露したり、作業所でつくられた製品の販売が行われ、楽しいひとときを過ごしていた=写真=

 プラザに事務所を置く福祉施設や県大崎保健福祉事務所、大崎地方の自治体などがつくる実行委員会が、障害者や市民との交流を広めようと、初めて開催した。

 ステージ発表では、作業所で働く障害者らが登場し、体を動かしながら表現豊かに歌う人もいて、会場から温かい拍手がわいていた。

 大崎地方の作業所や福祉施設がパンやお菓子、手芸品などを販売。広場では焼きそばやジュース、とん汁などを販売する屋台もならび、市民も訪れてにぎわいをみせていた。




=コラム=
 安倍総理はあの安倍氏の子孫



 山口県の特産は総理大臣だという。安倍総理も、生まれは東京らしいが、選挙区は山口四区だし、同県八人目の総理大臣ということになるのだろう。

 さて、各紙の世論調査で、なかなか高い支持率で船出をした安倍総理について、いろいろ情報を得ようとインターネット上を徘徊(はいかい)していたら、総理の実弟が岩手県内の神社で総裁選必勝を祈願をした―という記事が目に入った。ん…なして岩手で?。

 記事の内容によると、なんと安倍家は、平安時代に奥州に勢力を張ったあの安倍氏の末えいなのだという。へぇ〜。山口県の人じゃあ東北に何のゆかりもなかろうと思い込んでいたが…。

 それで、安倍総理と安倍氏について書かれたページがないか検索してみる。ヒットしたいくつかを読んだ内容を総合すると、安倍総理の祖先は、前九年の役で源頼義・義家父子に滅ぼされた安倍貞任の弟、宗任だという。
 宗任は知略に優れた武将といわれ、一命を取りとめ九州北部に流された。宗任の子供たちの一人が、安倍総理の祖先と伝えれているという(また、宗任の別の子供は、水軍を率いた松浦氏の娘婿になったという説もあるようだ)。総理の父、晋太郎氏も、祖先が奥州の安倍氏だと語っていたという。

 さて、奥州の安倍氏といえば、鳴子温泉地区とは関係が深い。鬼首に、鬼切部城跡がある。今では高原大根の畑が広がり、のんびりとした風情を感じさせる場所だが、実はここで「前九年の役」の端緒となった戦いが、安倍方と朝廷方との間で繰り広げられたのだ。

 この戦闘は、安倍軍が朝廷方を圧倒して終わったが、さて、宗任はこの戦に参戦していたろうかと、以前に読んだ本で確かめようと思ったところ、どうしても出てこない。

 元来、整理整頓が大の苦手。本も読んでしまえば、空いているスペースにそのまま積み上げたり、本棚に押し込んでしまうから、すぐ取り出せるはずもないのだ。本棚の本を片っ端から引っ張り出してみるが、どこにもない。ダンボール箱に詰めてしまい込んだかと思い、押し入れから引きづり出してみたが、これにもない。

 ほこりは舞うし、気分も悪くなってきたので、結局、捜し出すのを断念してしまった。そういえばつい最近も、今月亡くなった中世史家・阿部謹也さんの本を読み返そうとしたものの、なかなか見つからず、イライラしたばかりだった。

 (いろいろ問題は指摘されているが)やっぱり本の内容がすべてデータ化されて、ネットで検索できたら便利だなぁ。





9月29日(金)

処分、厳格化の方向へ 職員の飲酒運転 大崎市

 自治体で、飲酒運転した職員の処分が厳格化される傾向が進んでいることから、大崎市は職員分限懲戒審査会(会長・高橋伸康副市長)で、従来の規定の見直しを進めている。

 9月定例会の一般質問で、市の処分規定などについて質問があり、伊藤市長が「27日に審査会を開き、検討を始めた。新しい規定を10月上旬から適用したい」と答弁した。

 市は、飲酒運転の処分は国の基準に準じて決めており、酒酔い運転の場合は免職、停職か減給、酒気帯び運転で悪質な違反の場合は停職、減給、戒告などとしている。

 飲酒運転による事故が目立ち、社会問題として取り上げられる中、酒気帯び運転の場合でも免職とする自治体も増えている。

 人事課では、従来より規定を厳しくする方向で検討を進めているといい、審査会は9月定例会が終わる来月3日までに伊藤康志市長へ答申、決定する方針という。




22年度に赤字再建団体
 「新市建設計画は見直しが必要」 大崎市定例会一般質問

 大崎市議会9月定例会は、28日午後から一般質問に入り、病院建設や財政運営などで議論が展開された。

 市民病院本院と岩出山分院の建設を先送りすることを決めたことについて、伊藤康志市長は「病院経営の改善、財政健全化を最優先にすすめるべきと考え、延期を決めた。市と病院で検討委員会をつくり、改善の見通しがついた時点で速やかに取り組む」とした。

 また、執行部からは「新市建設計画をそのまま進め、病院の不良債務を補てんするとすれば、平成22年度で赤字再建団体となる可能性がある」との、厳しい財政見通しが示され、伊藤市長は「新市建設計画は見直す必要がある。民間でできるものはないか、効率的な手法はないか、検討していきたい」と答弁した。

 一般質問はこのあと、2日と3日に行われる。




県北部の水稲作況指数は96

 東北農政局大崎統計・情報センターは28日、15日現在の水稲作柄概況を発表、大崎地方を含む県北部の作況指数は「96」とした。

 5月から7月の生育期間に日照が不足し、穂の数が平年より少なく、全もみ数もやや少なかったため。10アール当たりの予想収量は514キロを見込んだ。

 県全体の作況指数は、北部と同じ「96」。





9月28日(木)

大崎市開市式 11月3日に市民会館で
 出席希望する市民に入場整理券発行

 大崎市が11月3日に行う開市記念式典の概要が、28日、分かった。

 開市式は、大崎市民会館で午後1時から開催する。

 伊藤康志市長の式辞、関係者の祝辞に続き、旧市・町の市長・町長、議長ら16人に、合併功労者として総務大臣表彰が贈られる。

 また、小・中学生が作文の朗読を行い、新市への夢を語るほか、市政功労者の表彰が行われる。

 このほか式典では、市民憲章の発表を行う。

 市民憲章制定は、今月6日に市民や学識経験者による制定委員会(委員長・矢内諭・東北工大教授)が設置されて検討を進めており、来月中旬ごろまで原案を策定、市長へ報告するスケジュールで作業を進めている。

 式典終了後、児童らが郷土芸能などの発表を行い、地域に伝わる神楽などを披露する。

 市は、式典出席を希望する一般市民に入場整理券を発行する。申し込みを、はがきで受け付けている。

 はがきに「開市式入場券希望」と書き、住所、氏名を記入(はがき1枚で2人まで申し込め、その場合は2人の住所、氏名を記入)して大崎市行政推進課へ。抽選で100人に入場整理券を発行する。

 締め切りは10月13日(必着)。行政推進課の郵便番号は989―6188。詳細は同課まで。電話番号は23―5029。

 


大崎市の姉妹都市が顔合わせ
 開市式にあわせ交流ネットワーク会議


 大崎市は、合併した旧1市6町から引き継いだ国内姉妹都市・友好都市の交流ネットワーク会議を、11月に行う開市記念式典にあわせて開催する予定で、準備作業を進めている。

 旧古川市は東京都台東区、松山町は山形県酒田市(旧松山町)、三本木町は横浜市港南区、さらに岩出山町は愛媛県宇和島市と北海道当別町、鳴子町は山形県遊佐町、田尻町は大阪府田尻町と姉妹都市・友好都市などの関係を結び、交流を続けてきた。

 都市交流は、合併後も大崎市が事業を引き継ぎ実施しているが、開市式を機会に、全国の7自治体が顔を合わせて情報交換を行い、交流を広めようというものだ。

 交流ネットワーク会議は、開市記念式典の前日の11月2日午後4時半から、大崎市古川駅前大通の「芙蓉閣」で開催する。

 大崎市側から伊藤康志市長や副市長、部長、総合支所長らが出席し、交流活動の継続を確認しあい、大崎市と姉妹都市間のネットワークづくりについて話し合う。




決算23件を認定 大崎市議会

 大崎市議会9月定例会は28日午前、本会議を開き、合併した旧1市6町などの平成17年度各会計決算23件を認定した。

 また、同日提案された病院事業使用料・手数料条例の一部改正案を可決、午後から一般質問に入った。





9月27日(水)

小野田と仙台結ぶ高速バス
 宮交大崎バスが運行 10月1日から

 宮交大崎バスは、加美町小野田支所前と仙台駅前を結ぶ高速バスを10月1日から運行させる。

 運行するのは、平日、休日ともに上下6本。途中の停留所は中新田、イオンスーパーセンター加美店、色麻町役場前、吉岡志田町、電力ビルなど。東北道は大和・仙台宮城インター間を通る。

 平日の上り始発は、小野田支所前が午前6時半で、午前7時57分に仙台駅前着。このあと午前8時・10時、午後1時・3時・4時発。

 下り始発は仙台駅前を午前9時に出発し、このあとは午前11時、午後1時・3時・5時・7時発。

 土・日・祝日の運行時間は、上りについては、小野田支所前の始発が午前7時となるほかは、平日と同じ。下りは、仙台駅前の始発が午前十時、最終が午後六時半となるほかは同じ。

 料金は小野田支所・仙台駅前間が大人1200円で、回数券は4枚つづりで4000四千円。

 詳細は宮交大崎バスまで。電話番号は22―1781。




古川北・岩出山が団体4種目で優勝 大崎市中学新人選

 大崎市中学校新人戦が24日と25日に開催され、団体15種目中、岩出山と古川北は4種目で優勝した。

 また、ソフトテニス女子個人では、鳴子の高橋侑里・遊佐美咲選手が優勝した。

 結果は次の通り。

【野球】
@岩出山A古川B鹿島台、古川東

【サッカー】
@古川北A古川東

【バレーボール】
▽男子
@三本木A古川北B古川、古川東
▽女子
@古川北A三本木B鹿島台、田尻

【バスケットボール】
▽男子
@古川A鹿島台B古川西
▽女子
@岩出山A古川B鹿島台

【ソフトボール】
@古川北A鳴子B鹿島台

【ソフトテニス】
▽男子団体
@古川東A松山B古川南、古川
▽女子団体
@松山A鳴子B古川北、田尻
▽男子個人
@道渕浩樹・外崎義孝(松山)A鈴木翔悟・伊藤遥(古川)
▽女子個人
@高橋侑里・遊佐美咲(鳴子)A高橋愛実・小松結(松山)

【卓球】
▽男子団体
@田尻A鹿島台B古川南、三本木
▽女子団体
@岩出山A古川B松山、三本木
▽男子個人
@国井健太(三本木)A落合勇樹(鹿島台)B金沢拓未(同)、佐々木宏誠(同)
▽女子個人
@今野有利香(三本木)A石川麻理奈(同)B伊藤さくら(黎明)、岡本あゆみ(鹿島台)

【柔道】
▽男子団体
@古川北A鹿島台B古川東
▽男子個人・48キロ
@武田雄輔(鹿島台)A佐々木清志(古川北()
▽同・55キロ
@冨沢拓弥(古川北)A佐々木友亮(鹿島台)
▽同・60キロ
@小川幸司(鹿島台)A木村英介(古川東)
▽同・66キロ
@高橋潤平(岩出山)A佐藤亮太(古川東)
▽同・73キロ
@黒沢達巳(古川)A堀越正義(古川北)
▽同・81キロ
@千崎徹也(鹿島台)A今野諒(古川北)
▽同・90キロ
@木村潤
▽同・90キロ超
@菅原海(古川東)
▽女子個人・48キロ
@小野亜季絵(岩出山)
▽同・52キロ
@藤原真佑子(岩出山)A後藤泉(同)

【剣道】
▽男子団体
@岩出山A田尻
▽女子団体
@田尻A古川東
▽男子個人1年
@大沼将司(岩出山)A安倍翔太(古川)B菊地幸也(岩出山)、佐々木大志(古川北)
▽同・2年
@白井祐貴(岩出山)A目黒匠真(古川)B菅原貢(岩出山)、山口真(同)
▽女子個人・1年
@青沼枝里香(古川東)A佐々木ゆほ(同)B荒川未結希(鳴子)、佐々木里菜(古川北)
▽同・2年
@磯田里佳(田尻)A照井春香(三本木)B高橋美咲(田尻)、吉田美佳(古川東)

【バドミントン】
▽女子団体
@鹿島台A松山B古川黎明
▽男子シングルス
@水野祐人(鹿島台)A佐々木利幸(同)
▽男子ダブルス
@小野寺大・石川達也(鹿島台)A佐藤貴之・三浦義樹(同)
▽女子シングルス
@斎藤未歩(松山)A横田真美(鹿島台)B大友晴香(黎明)、佐々木彩香(鹿島台)
▽女子ダブルス
@木村美公・伊藤千晶(鹿島台)A鈴木有羽・堺野華菜(同)B佐藤有花・千葉はる香(同)、今野遥・松本佳奈子(松山)

【写真・柔道男子団体、古川―古川東の対戦】





9月26日(火)

会旗のデザイン募集
 大崎市工業会 11月10日締め切り


 大崎市工業会(池田政吉会長)は、合併により古川市工業会から名称を変更したことにともない、新たな会旗のデザインを募集する。

 工業会は、旧古川市内の製造業10社が加盟して昭和51年に発足した。現在の会員は39社。

 工業会は、会員企業の親睦のほか、旧古川市に工業振興について政策提言を行うなど、地域産業振興にも積極的に取り組んでいる。こうした活動を市民に理解してもらい、合併した旧6町の企業に参加を呼びかける意味から、一般から会旗のデザインを公募することにした。

 応募資格は、中学生以上ならだれでもできる。A4サイズの用紙に一色でデザインし、下に図案の解説を、裏には氏名、年齢、学生は学校名と学年、住所、電話番号を記載する。応募は1人3点まで(用紙1枚に1点)。

 最優秀賞作品(採用作品)1点を選び、賞金10万円を贈る。採用作品は、必要な場合は一部を修正することがある。また優秀賞2点を選び、賞金は2万円。

 応募先は、大崎市工業会事務局へ。締め切りは11月10日(必着、メールやファクスでの応募は受け付けない)。審査は11月21日に、会員らで行う予定。

 大崎市工業会事務局(大崎市商工観光課内)の郵便番号は989―6153。電話番号は91―8030。




一ノ蔵社長に松本善文氏

 (株)一ノ蔵=大崎市松山=は26日付けで、一ノ蔵酒類販売(株)社長の松本善文氏(39)を社長とする新役員を発表した。

 桜井武寛社長は、一ノ蔵の代表取締役会長となる。

 また、浅見紀夫代表取締役副会長は代表取締役名誉会長となり、一ノ蔵酒類販売の会長兼社長に就任する。

 松本社長は旧松山町出身で、東京農大卒。平成7年に一ノ蔵酒類販売に入社、平成14年から同社社長。県酒造組合副組合長を務める。





9月25日(月)

関東自動車岩手工場の部長が講話  第4回「おおさきブランド戦略会議」

 大崎市の産業振興について各界の専門家らが語り合う「おおさきブランド戦略会議」が23日、三本木総合支所で開かれた。4回目の会議は「おおさき産業革命」をテーマに開かれ、自動車関連産業の集積を目指す市が人事交流を申し入れているトヨタグループ、関東自動車工業(株)生産本部岩手工場の鈴木誠管理部長が自動車産業の世界的な傾向や、部品調達に対する姿勢などを語った。

 戦略会議は、最初に鈴木部長が講話を行い、このあと外食産業や広告業の関係者らも交え、市の産業戦略についてパネルディスカッションを展開した。

 鈴木部長は講話で、世界的にコンパクトカーの需要拡大が予想され、岩手工場で第2ラインを昨年11月に稼動させたことや、部品の現地調達率は将来、5割以上を目指していることなどを説明。

 パネルディスカッションでは「部品は品質が第一。地域に育てられる技術やノーハウがないのか、企業が連携して取り組めないか、考えてほしい」と語った。

 このほか、角田憲男・(株)宮城読売サービスセンター専務は「大崎は折込広告が増えているが、この地方は購買力があると見られている証拠」と指摘。

 また長田洋子・(株)北燈社代表取締役は「人材育成で行政の役割は重要」、外食チェーン経営の井上修一・(株)カルラ社長は「米なしに日本の食文化はありえない。ブランド米をつくるべきだ」と、それぞれ述べていた。

【写真・三本木総合支所で開かれた、おおさきブランド戦略会議】




グリーンツーリズムまつりの参加者募集 大崎市田尻地区

 大崎市田尻地区で、グリーンツーリズムまつりが10月29日、「公園の中の宿 ロマン館」などで開かれる。

 午前9時45分までロマン館に集合。午前中は、そばの手打ちや豆腐、ソーセージ、米粉ピザの手作り体験を実施。

 午後は、蕪栗沼など地区内を巡るバスツアーを行うほか、稲わら転がし競争などゲームも楽しむ。

 参加費は、「さくらの湯」チケットが付いて大人2000円、子供(中学生以下)1000円。申し込みは10月22日まで(先着100人)。

 詳細、申し込みは田尻グリーン・ツーリズム委員会事務局(ロマン館内)へ。電話番号は39―2424。