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新市誕生をアピール
秋の東北市長会、大崎市で開催
東北市長会が26日、仙台市内で開かれ、秋の東北市長会を大崎市で開くことを決めた。
秋の東北市長会は、各県が持ち回りで開催地を決めている。順番で宮城県が開催地となる今年は、新市を対外的にアピールする場ともなるため、大崎市が開催を希望。合併前から、総会会場や出席者の宿泊場所の選定など、準備を進めている。
東北市長会が開催されるのは10月18日。東北地方74市の市長が大崎市に集まり、総会を開いて国への要望事項などを決めるほか、レセプションも開催する。
また、市内の公共施設を視察する研修も実施する予定だ。
74市の市長のほか、随行する職員らも含め150人ほどが大崎市に集まる。総会会場、宿泊場所は古川地域内を予定しており、秘書課が準備を進めている。
道路へ飛び出し、しないでね
古川第4小で交通安全教室
古川第4小学校(大平雅弘校長、児童数685人)で31日、全校児童を対象に交通安全教室が開かれ、トラックが自転車を巻き込むなど事故の様子が再現され、子供たちが目で見て交通事故の怖さを実感していた。
交通安全教室は、この時期に毎年開催している恒例の行事。古川自動車教習センター(菅原昭三郎校長)が指導に協力し、グラウンドで教習車両を走らせて、飛び出しなど子供が事故にあうケースを再現した。
このうち、左折する大型車両の巻き込み事故のケースでは、トラックが自転車を後輪でひいてしまう様子を再現し、交差点で大型車両に気をつけるよう注意をした。
また、積み上げたダンボール箱をトラックが跳ね飛ばし衝撃の大きさを目で確かめたり、旧ブレーキをかけても車はすぐ止まれない様子を実演。
子供たちからは、再現される事故の様子に「あぶない」などと声がもれ、交通安全を誓っていた。
【写真・トラックがダンボール箱を跳ね飛ばし、衝撃の大きさを確かめた実験】
助役を2人とする条例案、賛成多数で可決
大崎市議会臨時会が閉会
大崎市議会臨時会は29日、助役を2人とする条例案を賛成多数で可決、市民病院建設特別委員会を設置し、閉会した。
伊藤康志市長は、2人の助役の呼称を「副市長」とし、6月定例市議会に人事案を提案したい考えだ。
仙台市は「副市長」の呼称で助役を複数置いているが、県内の他の自治体では例がない。
質疑や討論では、「職員や議員を削減して住民サービスの向上へ振り向けるとしていた合併効果の説明と矛盾する」「大崎市より広い合併新市でも、助役を複数置いていない自治体がある」と反対する意見があった。
伊藤市長は「助役を2人置くことでマネジメント機能を強化し、市の一体化を早く醸成したい。目指す政策の成果を挙げるために、助役2人制が必要」と理解を求め、起立採決の結果、賛成多数で可決した。
このほか、議会事務局・監査委員事務局の設置にともなう職員定数条例の一部改正案を原案通り可決した。
市民病院建設特別委員会の委員は、各会派からの代表19人で構成し、委員長に佐藤清隆氏、副委員長に大友文司氏を選出した。
同委員会の委員は次の通り。敬称略。かっこ内は所属会派、選出選挙区の順。所属会派はグ=グローバルネット、大セ=大崎セブンネット、黎=黎明クラブ、共=共産党、志=大志会、み=みらい・おおさき、社=社民党、セ大=セントラル大崎、公=公明党の略。
▽委員長=佐藤清隆(み・古川)
▽副委員長=大友文司(グ・古川)
▽委員=中村一彦(グ・田尻)、相沢久義(志・三本木)、横山悦子(公・古川)、笠森健一(大セ・岩出山)、富田文志(志・田尻)、斎藤博(黎・三本木)、氏家善男(グ・岩出山)、佐藤昭一(み・古川)、門間忠(黎・鹿島台)、豊嶋正人(社・古川)、晴山宗規(大セ・古川)、高橋憲夫(セ大・古川)、氏家勇喜(大セ・田尻)、鈴木寿郎(黎・三本木)、小沢和悦(共、古川)、笠原校蔵(グ・岩出山)、本舘弘(共・鹿島台)
伊東氏が教育長に
委員長は佐々木氏 大崎市教育委員会
29日に閉会した大崎市議会臨時会で教育委員の人事案が可決されたのを受け、最初の教育委員会が30日、同市役所東庁舎内で開かれ、委員長に佐々木竹生氏(70、古川新堀)、教育長に伊東敬一郎氏(66、三本木大谷)を選出した。
佐々木委員長は東北大教育学部卒。築館教育事務所長、仙台市立荒町小学校長などを歴任。
伊東教育長は早稲田大教育学部卒。色麻中学校長、仙台教育事務所長、古川中学校長などを務めた。
教育委員会の開催前に辞令交付式があり、伊藤康志市長は「行政と連携し、教育の分野で新市の発展に力を発揮してほしい」と、委員を前に期待を述べた。
【写真・佐々木委員長(左)と伊東教育長】
団員2500人の消防団が誕生
大崎市消防団が結団式 村田団長が団旗を受け取る
大崎市消防団(村田恭一団長)の結団式が28日、同市古川総合体育館で行われ、伊藤康志市長から村田団長に消防団旗が手渡され、団員が結束を固めた。
大崎市消防団は、旧市町ごとに7支団を配置し、分団は一部を除き旧市町の体制を引き継いだ。旧鳴子町地域については、鳴子・川渡・鬼首の各地域にそれぞれ4つあった分団を、各2つに統合。中山地区の1分団と、新たに設置した本部分団とあわせ、合計8分団に再編した。
新市の発足で誕生した大崎市消防団は、2512二人(4月1日現在)をかかえる大所帯。このうち1200人が結団式に出席し、新消防団の発足にあたり、決意を新たにした。
式典には団員のほか、市や県関係者、国会議員らが出席。
伊藤市長が真新しい消防団旗を村田団長に授与し、「市域の広い大崎市は水害、土砂災害などさまざまな災害が予想され、高い確率で大規模地震の発生も想定されている。市民の生命、財産を守るため、一層の精進をしてほしい」と式辞。
村田団長は「団旗を手にし、あらためて責任の重さを感じている。14万市民を守るという崇高な使命感を持って活動していきたい」と、団員に訓示をした。
このあと、遠藤悟・大崎市議会議長らが祝辞を述べ、新消防団の発足を祝った。
【写真・古川総合体育館で行われた大崎市消防団結団式】
委員長に橋本氏選出 大崎市選管
大崎市選挙管理委員会が26日開かれ、委員長に橋本伸兒氏(64、古川荒谷)を、委員長職務代理者に加藤典男氏(77、三本木秋田)を選出した。
業務上過失致死で東京の会社員逮捕
古川・国道4号の死亡事故
今月6日未明、大崎市古川荒谷の国道4号古川バイパスで、普通乗用車を運転中に中央分離帯を越え、対向してきた軽ワゴン車と衝突、軽ワゴンを運転していた男性を死なせたとして、古川署は29日、東京都日野市平山町1−12−6、会社員、丸山浩二容疑者(36)を業務上過失致死の疑いで逮捕した。
事故は、今月6日午前2時50分ごろ、古川バイパス上り線を運転していた丸山容疑者が中央分離帯を乗り越えて反対車線にはみ出し、大崎市古川の男性(64)運転の車と衝突、男性は出血性ショックで搬送先の病院で死亡した。
丸山容疑者も頭を打つなど軽症を負い、回復を待って事情を聴き、逮捕した。
丸山容疑者は、北海道旅行から帰る途中だったといい、フェリーで青森県内に上陸、車を運転して東京へ向かっていた。
古川署で、なぜ中央分離帯を越えたのか、事故原因を調べている。
停止命令に従わず逃走、ブロック塀に衝突
登米の男逮捕 古川署
古川署は28日、道交法違反容疑で登米市米山町善王寺字相ノ田45の無職、鈴木光彦容疑者(37)を逮捕した。
調べでは、鈴木容疑者は同日午前5時ごろ、大崎市古川新田の国道47号で、登米市内で盗まれた普通乗用車を運転、パトロール中の警察官に見つかり停止を求められたが、従わずに逃走、信号無視や反対車線にはみ出すなど道交法違反を繰り返し、現場から数キロ離れた同市休塚で民家のブロック塀に衝突し横転したところを逮捕された。
鈴木容疑者にけがはなかった。鈴木容疑者は酒を飲んでおり、7年前に交通違反などで免許取り消し処分を受けていた。