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合併後初の大崎市議会
議長に遠藤悟氏 副議長は加藤善市氏を選出
大崎市議会臨時会が19日開かれ、議長に遠藤悟氏(55)=無所属、岩出山選挙区=、副議長に加藤善市氏(51)=無所属、古川選挙区=を選んだ。
臨時会は、大崎市合併後初めての議会で、最初に議長、副議長を選ぶ選挙を行った。
出席議員53人中、議長選では遠藤氏が33票、佐藤勝氏(62)=無所属、古川選挙区=が20票。
副議長選は、加藤氏が31票、山村康治氏(57)=無所属、田尻選挙区=が19票、無効が3票だった。
遠藤氏は旧岩出山町議会の前議長。同町議に5回当選し、大崎地方町村議会議長会長、県町村議会議長会副会長を務めた。
加藤氏は古川市議を4期務め、同市監査委員、大崎中央環境組合議長などを歴任。
臨時会は会期を29日までとし、初日は議会事務局の設置など議員提出の3議案を原案通り可決した。
執行部は、合併時に行った条例や暫定予算の専決処分、助役を2人とする条例案、教育委員の人事案など38件を提案する。
=コラム
ストレス解消
どうもストレスがたまり続けているようで、酒ばかり進む。つい先日も、テレビでプロ野球を見ながら、つい飲みすぎてしまった。1人で飲んで2日酔いとは、まったくもって情けない。
行楽にいい季節になったし、どこかへ出かけようかと思うが、結局「1人じゃつまらないし」と、やめてしまう。
じゃあ、ストレス解消には何がいいだろうかと考える。食べるか、買い物でもするか、やっぱり飲みに出るか…。いずれにしろ、金がかかるしなあ。「貧乏人」はストレス解消も出来ず、体を悪くして早死にしちゃうんじゃなかろうか…。
ちょっと、暗くなってきた。ひがみっぽいことばかり言っても、状況は好転しない。そうだ、気分転換なら、山がいいかもしれない。
山なら、1人で登るのがいい。連れのペースに合わせるのは、けっこうきついものだし、そもそも、私のペースはのろいから、付き合ってもらうのは申し訳なく感じるからだ。
さて、今年はどの山にトライしようか。鳥海山も、早池峰山も登ったし…。そう遠出しなくても、鬼首周辺にもまだ行ったことのない山はいっぱいある。
そういえば、登山ルートを地図で眺めているだけで、いいストレス解消になるものだ。
幼稚園児がサクランボ狩り
大崎市役所 本庁舎前に鉢植えの木
大崎市古川下中目の農業、今野茂さん(54)は、米以外に多様な農産物が大崎にあることを知ってほしいと、十九日、鉢植えのサクランボの木を市役所本庁舎前に持ち込み、伊藤康志市長や、近くの幼稚園児らにサクランボ狩りを楽しんでもらった。
水稲七ヘクタールと野菜のハウス栽培に取り組む今野さんは、さらに多角的な経営を目指そうと、五年前からサクランボの栽培を始め、今年から本格的に、道の駅や産直施設で販売を始めた。
栽培しているサクランボは約五百本。木はすべて鉢植えにし、雨をよけたり、早く収穫するため春はハウスで栽培し、収穫後の六月から屋外へ移して管理している。
同日は、このうち佐藤錦など二鉢を市役所本庁舎前に運び込んだ。サクランボ狩りに訪れたのは近くの純心幼稚園(尾花耿二園長)の子供たち二十人ほどで、うれしそうに熟した実に手を伸ばし、さっそく味見。高いところは伊藤市長に抱えてもらってもぎ取る子供もいて、「甘くておいしい」と、友達の分ももいで持ち帰った。
【写真・サクランボ狩りを楽しむ幼稚園児】
三本木PAにバス停
宮交大崎バス 特急仙台・古川線が停車
東北道・三本木パーキングエリア(大崎市三本木)にバス停留所「高速三本木」がこのほど開設され、宮交大崎バスの「特急仙台・古川線」が全便、停車している=写真=。高速道路にバス停が設けられたのは、県内では三本木パーキングエリアが初めてという。
バス停「高速三本木」周辺は、アクセス道路や駐車場も整備された。宮交大崎バスの「特急仙台・古川線」は古川合同庁舎と仙台駅前を結ぶ高速バス路線で、上下各十四便を運行。「高速三本木」には、すべての便が停車している。
高速三本木・仙台駅前間の料金は片道七百円(子供は半額)。回数券は四枚つづりで二千五百円。
詳細は宮交大崎バスまで。電話番号は22―1781。
7月の事務職員採用試験
大崎市、実施見送りへ 同規模自治体並みに職員を削減
大崎市は、通例七月に行っている新年度採用の事務職員採用試験を実施しない方針だ。市は十年間で、同規模自治体並みに職員を現在の千三百五十八人から約四百人(病院を除く)減らす予定にしているためで、「今のところ、職員を新たに採用する計画はない」と人事課ではいう。
合併した旧一市六町は、合併前の新規採用をひかえてきた経緯があり、二年間、新たに職員を採っていない。
人事課によると、来年三月末で二十二人が定年を迎える。新規採用を見送れば、定年退職者分だけで合計一億四千万円ほどの人件費削減が見込めるという。
旧古川市は、財政健全化推進計画で、職員を平成十三年度から二十二年度の間に七十人減らす方針をたてた。大崎市職員としてこの三月末で退職した職員を含め、十七年度までに職員は合計五十九人減っており、平成十六年度は二十人退職した例もある。
定年前に退職する職員もあると見られるが、「旧古川市が取り組んだ例から、三十人前後の職員減でも、業務に大きな支障はないのではないか」と人事課ではいう。
また、専門職の職員については、「現場の状況から判断し、最終的に決定したい」と人事課では語っている。
【写真・七月の事務職員採用試験実施を見送る大崎市(本庁舎)】
会長に千葉氏を選出 大崎市体育協会を設立
大崎市体育協会の設立総会が十七日、大崎市古川で開かれ=写真=、会長に旧(財)古川市体育協会の千葉功会長を選出した。
大崎市体育協会には、旧一市六町の体育協会が解散し、それぞれ支部として大崎市体育協会に加わった。古川支部は法人格を持ったまま加入し、将来は大崎市体育協会の財団法人化を目指すという。
設立総会では、協会の会則、本年度事業を決定。十六人の理事候補を理事として承認し、理事会を開いて会長、副会長の互選を行った。
副会長には、高橋一重氏(三本木)、本宮悦男氏(松山)、畑中理一郎氏(鹿島台)、掛地富男氏(田尻)、佐々木明光氏(岩出山)、宮本忠五郎氏(鳴子)を選出した。
古川4小で総合防災訓練
学区内すべての自主防災組織が参加 大崎市古川
大崎市古川の古川第四小学校を会場に、大規模地震を想定した総合防災訓練が来月十一日午前九時から、行われる。
同小学校区域内の十三行政区が組織した自主防災組織が、すべて訓練に参加する。「地震発生」後、自主防災組織がまず地区内の市民の安否を確認。このあと避難場所の小学校へ向かい、途中、被災者を救出したり、初期消火などを行いながら避難する「発災対応型」訓練を実施。
小学校では、市民が応急救護所を設営したり、被災者を搬送するほか、電気や水道などライフラインの復旧や炊き出し、消防団の放水訓練を行う。
また、防災ヘリが校舎屋上から、逃げ遅れた被災者をつり上げて救出する。
訓練参加者は総勢千五百人ほど。
会派構成決まる 大崎市議会
大崎市議会の会派構成が17日までに決まった。9会派が結成され、会派に属さない議員はいない。
会派名と所属議員は次の通り。敬称略。かっこ内は選出選挙区。
【グローバルネット】(11人)
▽会長=青沼智雄(古川)▽副会長=氏家善男(岩出山)、宮下佳民(松山)▽幹事長=中村一彦(田尻)▽会計=中鉢和三郎(鳴子)▽会員=佐藤弘樹(鹿島台)、大友文司(古川)、大山巌(岩出山)、笠原校蔵(岩出山)、木村和彦(古川)、三浦幸治(三本木)
【大崎セブンネット】(10人)
▽会長=遠藤悟(岩出山)▽副会長=三神祐司(田尻)、佐藤和好(古川)▽幹事長=後藤錦信(鳴子)▽会計=菊地英文(鳴子)▽会員=氏家勇喜(田尻)、晴山宗規(古川)、高橋喜一(鳴子)、笠森健一(岩出山)、只野直悦(田尻)
【黎明クラブ】(9人)
▽会長=氷室勝好(松山)▽副会長=門間忠(鹿島台)、斎藤博(三本木)▽幹事長=伊藤幹雄(松山)▽会計=菊地恵一(古川)▽会員=鈴木寿郎(三本木)、栗田彰(鹿島台)、小堤正人(鹿島台)、加藤善市(古川)
【日本共産党大崎市議会議員団】(5人)
▽団長=小沢和悦(古川)▽副団長=鎌内つぎ子(古川)、本舘弘(鹿島台)▽幹事長=遊佐辰雄(鳴子)▽会計=木内知子(松山)
【大志会】(5人)
▽会長=関武徳(古川)▽幹事長=山村康治(田尻)▽会計=相沢久義(三本木)▽会員=冨田文志(田尻)、相沢孝弘(古川)
【みらい・おおさき】(5人)
▽会長=佐藤勝(古川)▽幹事長=門脇憲男(古川)▽会計=佐藤昭一(古川)▽会員=佐藤清隆(古川)、加藤周一(古川)
【社会民主党】(3人)
▽会長=豊嶋正人(古川)▽会長代行=佐々木惟夫(岩出山)▽幹事長兼会計=三浦康夫(古川)
【セントラル大崎】(3人)
▽会長=高橋憲夫(古川)▽幹事長兼会計=佐藤講英(古川)▽会員=佐々木啓一(古川)
【公明党】(2人)
▽代表=山田和明(鹿島台)▽副代表兼会計=横山悦子(古川)
大崎市議会、インターネットで中継
19日招集予定の臨時会から
大崎市議会は、19日から開かれる予定の臨時市議会から、インターネットを通し、映像と音声で審議の様子を生中継する。
インターネットによる議会中継は旧三本木町議会が実施していたが、議場がある三本木の庁舎まで光回線が普及していないことなどから、従来のシステムのままでは、視聴者が増えた場合、アクセスしにくくなる心配があった。このため、サーバーを別に設けるなどして中継へ向け整備を行った。
インターネットでは、生中継のほかに、過去の審議についても随時アクセスできるシステムを構築する予定。議員の名前やキーワードで検索し、関心のある部分を選択して視聴できる内容にする予定で、今月下旬ごろから利用できる見込みという。
中継するのは本会議。常任委員会は実施しないが、議員全員で組織する特別委員会については検討中という。
市議会のホームページは、19日の臨時会開会までに開設する。詳細は「大崎市議会事務局」へ。電話番号は52―5838。
看護師を募集 大崎市民病院
大崎市民病院は、7月1日採用予定の看護師採用試験を、6月上旬に実施する。
募集するのは10人程度。応募資格は昭和50年4月2日から同61年4月1日までに生まれ、看護師免許のある人。
履歴書、看護師免許証または登録済証明証の写し、健康診断書(同病院指定様式を使用)、成績証明証(封印したもの)をそろえ、病院事業局総務人事課人事係へ。住所は大崎市古川千手寺町2―3―10。
受け付けは31日まで。郵送の場合は同日必着(封筒に職員受験申込と記入)。
詳細は病院事業局総務人事課人事係まで。電話番号は23−3311。
助役を2人置く人事案、臨時議会で提案へ
呼称は「副市長」 大崎市の伊藤市長
大崎市の伊藤康志市長は15日、記者会見を開き、「副市長」2人を置くと発表した。地方自治法では副市長制度はないが、規約をつくって助役の呼称を副市長とするものだ。助役の定数を二とする条例案を、19日招集予定の市議会臨時会に提案する。
伊藤市長は会見で「大崎市は市域が広いことや、自立的マネジメントを強化するのがねらい。行政面は副市長にまかせ、私は政治面や、現場を重視した仕事に集中したい」と、副市長2人制の理由を述べた。
このほか収入役については、会計課長を収入役職務代理としている現在の形を、そのまま続ける。
国会で審議が続けられている地方自治法改正案は、来年度から助役・収入役を廃止、かわって副市長と、市長が職員から任命する会計管理者を置くかたちに改められる。
伊藤市長の人事構想は、法改正を先取りした取り組みでもあるが、一方、仙台市が副市長(助役)を複数置いている以外、県内の自治体では例がなく、行財政改革の面などから、議会審議では議論を呼ぶこともありそうだ。
伊藤市長は「条例案が可決されれば、6月定例会に人事案を提案したい」と述べた。
19日に初議会
議長・副議長を選出 大崎市議会
大崎市議会臨時会は、19日に招集される。議長、副議長の選挙、常任委員会の構成などを決定するほか、執行部は新市発足時に専決処分した条例や予算など38議案を提案する。
大崎市発足時、市長職務執行者が行政運営に欠かせない施設の設置や住居表示など合計272件の条例を専決処分している。臨時会では、これら条例の専決処分について、1つの議案として一括提案する。また、平成17年度の予算と、平成18年度の3カ月間の暫定予算の専決処分についても提案。
このほか、教育委員、公平委員、固定資産評価審査委員の人事案を提案する。
臨時会では、議長、副議長の選出をし、議会事務局の設置条例なども提案、審議される。
幸せの黄色いポストが1周年
関係者が出席し記念式典 大崎市古川・四季彩通り
大崎市古川の四季彩通り商店街に、丸形の「幸せの黄色いポスト」が設置されて1周年を迎え、関係者が集まって16日、記念式典が行われた。
ポストは昨年5月17日、商店街から全国に幸せを発信し、まちの活性化につなげようと設置されたもので、高倉健主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」にちなんで、色を黄色にした。
商店街では、黄色いポストに投かんしたことを示すシールや切手、黄色いポスト形の貯金箱もつくって販売。テレビで放映されたこともあり、丸形ポストのファンが各地から訪れるなど、交流の輪が広がり、式典には、名古屋市から「丸型ポストの会」の庄司巧事務局長(41)も祝いに駆けつけた。
式典で四季彩通り商店街振興組合の木村信一朗理事長が「ポストのおかげでいろいろな人と知り合いになれた。自分たちでまちをつくるという気概があれば、この商店街も復活できる」とあいさつ。
このあと伊藤康志大崎市長や、「丸型ポストの会」の庄司事務局らが祝辞を述べた。
ポストがある広場では、商店街の主婦らが農産物などを販売する市を開き、黄色いポストから手紙を記念に投かんする市民もおり、にぎわいを見せていた。
【写真・黄色いポストから記念投かんする市民】
恐喝容疑で暴力団組員逮捕
古川署は15日、恐喝容疑で大崎市古川荒谷字本町東2、指定暴力団山口組系組員、無職、伊藤直也容疑者(21)を逮捕した。
調べでは、伊藤容疑者は昨年5月下旬から今年4月20日までの間に、大崎市内のパチンコ店駐車場などで、同市内に住むAさん(21)に因縁をつけ、3回にわたって現金合計14万円を脅し取った。
美里町の会社員、窃盗容疑で逮捕 古川署
古川署は15日、窃盗容疑で美里町青生字柳原13−3、会社員、氏家保治容疑者(41)を逮捕した。
調べでは、氏家容疑者は昨年3月下旬から同年7月24日までの間に、大崎市古川中里のA子さん(43)方で、指輪など合計12点(時価合計139万8000円相当)を盗んだ。
副管理者を設置へ
大崎広域事務組合 規約変更を検討
大崎広域事務組合(管理者・伊藤康志大崎市長)は、副管理者の設置や組合議会の議員構成を改める規約変更を検討している。
組合議会の議員は、構成自治体の首長、議員らで構成されている。
しかし「町長は執行者の立場であって、議員であるのはおかしい」という議論が従来からあったことや、合併により構成自治体が、最も多かった1市13町から1市4町に減ったこともあわせ、議会議員の構成を見直す作業が進められていた。
検討されている改正案は、7月をめどに新たに副管理者を置き、町長をあてる。各市町の議会から選出される組合議会議員の人数も定める。
構成市町の6月定例議会で規約変更案の提案、議決を求めたい考えで、各市町と調整を進めることにしている。
冬期閉鎖解除19日に延期 県道最上・鬼首線
大崎市鳴子温泉の県道最上・鬼首線、花立峠付近の冬期閉鎖は19日午前11時に解除される。
県大崎土木事務所は12日に解除する予定だったが、今年は雪崩や落石が多く、安全を確保するため、解除を1週間遅らせることにした。
開通するのは県境の花立峠まで。
緒絶川でふじまつり
大崎市古川 見ごろは20日前後
大崎市古川の緒絶川で13日、「古川ふじまつり」が開かれ、イベント広場が設けられた商業施設「醸室(かむろ)」内の広場は、大勢の市民でにぎわった。
悲恋の歌枕で有名な緒絶川沿いにはふじ棚が設けられ、花の季節には市民が散策するなど、古川の名所の1つになっている。
まつりは、観光名所をアピールしようと毎年開催されている。花は咲き始めたばかりだったが、広場には、地域づくりや産直のグループなどが出店を開き、地場産の野菜などを買い求める市民でにぎわったほか、地元高校生がストリートダンスを披露、祭りの雰囲気を盛り上げた。
また、高校生が茶席を設けたり、近くの市民ギャラリー「緒絶の館」やリサイクルデザイン工房では、写真展やリサイクル作品展示会も開かれ、緒絶川周辺は、にぎわいを見せていた。
花の見ごろは20日前後になりそうで、ライトアップは29日まで行われる予定。時間は午後6時半から同10時まで。
【写真・まつりを盛り上げた高校生のストリートダンス】