大崎ネットニュース  Oosaki Net News

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5月12日(金)

大崎市鳴子温泉向山の産廃施設計画
 伊藤市長が建設反対を表明、庁内に連絡調整会議設置へ
 県議会常任委員会の現地調査で


 大崎市の伊藤康志市長は十一日、市役所内で開かれた県議会・環境生活常任委員会の現地調査で、同市鳴子温泉の向山地区に計画されている産廃施設の建設について反対を表明、庁内に関係担当課の職員で連絡調整会議を設置、向山地区の産業振興とあわせて対策の検討を始めることを明らかにした。

 向山地区の産廃施設計画については、すでに県議会は建設に反対する請願を採択し、建設許可について慎重に対応するよう県に求める決議も行っているが、新たに農協の団体などから請願が提出され、同委員会が調査のため現地を訪れた。

 委員会メンバーは、向山地区の建設予定地を視察したあと、市役所で伊藤市長や担当部・課から意見を聴取した。

 伊藤市長は「大崎ブランドの確立や、安心して暮らせる環境の保全という公約実現のため、建設は認められない。環境保全のほか産業振興部門も含めて庁内に連絡調整会議を今月中にもつくりたい」と説明した。

 常任委員会の委員からは「農地転用が当面ポイントになる。農業委員会の対応はどうなのか」「大崎市が水源条例をつくる考えはないのか」といった質問があった。

 伊藤市長は「連絡調整会議には、農業委員会にも入ってもらいたいと考えている。条例については、研究をしたい」と述べた。


【写真・産廃施設の建設反対を表明する伊藤市長(中央)】




=コラム=
 伊藤投手≠フ投球イメージは?


 プロ野球はセ・パ交流戦が始まったが、相変わらず、イーグルスの戦いは厳しい。開幕前から覚悟はしていたものの、もうちょっと、頑張れないものか…。

 チャンスで得点できないせいもあって、なかなか投手が踏ん張れない。これが不調の大きな原因だが、先発もリリーフも駒が足りないんじゃ、どうしようもない。

 投手ばかりでなく、代打もいない。捕手もいない。「いない」「いない」ばかりで、選手をそっくり入れ替えるぐらい補強をしないと、来年も厳しいだろうなあ。他のチームのオーナーさん、今からでも拡張ドラフト、やってくださいよ…。

 さて、イーグルスの投手のことだが、いい球が投げられないわけじゃないのに、なぜ崩れてしまう若手が多いのだろう。負け続けるゲームを見ながら、つくづく考える。

 他のチームのエースと比較してみよう。野球好きの人なら、西武の松坂と聞いて「早いストレートとスライダー」を、巨人の上原だったら「外のストレートとフォーク」をすぐ思い出すのではないか。一流投手は明確な投球イメージを持っている。イーグルスの若手には、これがまだないようだ。

 厳しいコースにしっかり投げる技術がまだ足りないのかもしれない。でも、チェンジアップやフォークを使うタイミングを考えたり、取り組むべき課題は、まだまだありそうな気がする。捕手のリードも、しっかりしなきゃ。

 明確なイメージをどうつくるか―これは地域づくりを考える上でも、重要なポイントだ。大崎市のエース「伊藤投手」は、どんな持ち球を使って投球イメージを作り上げるのだろうか。





5月11日(木)

丸形ポスト写真展  古川郵便局 来月30日まで

 古川郵便局(高橋進局長)1階ロビーで、全国各地の丸形ポストを写した写真展が開かれ、利用客の目を引いている。

 展示されているのは、「丸型ポストの会」の庄司巧事務局長(41)=名古屋市=が写した17点。

 展示会は同局が、大崎市古川の四季彩通り商店街に丸形ポスト「幸福の黄色い郵便ポスト」が設置されて1周年を迎えるのを記念して開催している。

 丸形ポストは、今では生産されておらず数が減っているが、レトロなイメージから地域づくりで活用される例もあり、人気も高い。

 写真では、かやぶき屋根が集まる地域や歴史的な町並みに、赤い丸いポストが風景にとけ込んで立つ様子や、速達専用の珍しい青い丸形ポストも紹介されている。

 同展は6月30日まで。来月、一部作品の入れ替えを行うという。時間は午前9時から午後7時(土曜日は午後5時)まで。

 詳細は古川郵便局総務課へ。電話番号は22―0136。
 
【写真・古川郵便局で開かれている丸形ポスト写真展】




車が路外へ男性が死亡  大崎市田尻

 10日午後4時ごろ、大崎市田尻沼部字若林の市道で、近くに住む運転手・今野智彦さん(28)運転の普通乗用車が路外へ飛び出し、今野さんは首の骨を折るなどして収容先の大崎市内の病院で死亡した。

 現場は進行右カーブで、なぜ今野さんの車が路外に出たのか、古川署で事故原因を調べている。





5月10日(水)

昨年同期より331人減少
 大崎市人口 13万8549人
 古川・松山地域で増加 3月末現在


 大崎市企画調整課によると、同市発足時の3月31日現在の人口(住民基本台帳による)は13万8549人で、合併した1市町の昨年同期の合計と比較し、331人減少した。世帯数は4万5630世帯。

 旧市町別にみると、人口は古川が最も多く7万4125人で、大崎市全体の53・5%を占める。

 人口が増えたのは古川地域と松山地域だけで、他はいずれも減少している。

 外国人登録を含めた3月末現在の人口は13万9154人で、世帯数は4万5886世帯。

 地域別の@人口A増減B世帯数は次の通り。

▽古川@7万4125A399増B2万5736

▽松山@7122A24増B2123

▽三本木@8459A82減B2434

▽鹿島台@13621A157減B4255

▽岩出山@13522A250減B4335

▽鳴子温泉@8608A167減B3200

▽田尻@13092A98減B3547




禿岳、21日に山開き
 船形山は今年も行事を中止


 鬼首温泉観光協会が主催する禿岳の山開きは21日、実施される。

 オニコウベスキー場に集合し、バスで花立峠まで移動、山頂を目指す。集合時間は午前7時半から同8時半まで。

 参加料金は大人2000円、子供1000円(すぱ鬼首の湯入湯券、バーベキュー券、テレキャビン券、記念品付き)。

 定員は、先着順に200人。詳細は大崎市鳴子総合支所観光農林課へ。電話番号は82―2026。

 一方、船形山については、昨年に引き続き、今年も山開きの行事は行われない。

 色麻町役場によると、参加者が固定化し、高齢の登山者が途中でリタイアするケースが増えたことなどが理由という。

 船形山の山開きは、五月の最終日曜日を中心に開かれてきたが、昨年、山形県側のコースも含めて、行事が中止された。




伊藤大崎市長を会長に選出
 大崎市古川で宮城国道協議会総会


 宮城国道協議会の総会が9日、大崎市古川で開かれ、役員改選で会長に伊藤康志・大崎市長を選んだ。

 本年度の事業計画では、東北国道協議会の総会と総決起大会を、今月18日に東京都内で開く案を了承した。従来、総決起大会は秋に開催しているが、道路特定財源見直しの議論が進められているのにあわせ、総会と一緒に開催することにした。

 このほか、道路特定財源の一般財源化に反対し、道路整備予算の増額を求める決議を行った。

 役員改選では副会長に佐藤仁・南三陸町長を選出したほか、梅原克彦・仙台市長ら7人の市長を理事とした。

 宮城国道協議会は、県内33の市町村長で構成され、本年度の会員数は、自治体の合併で平成17年度より7人減った。。




窃盗容疑で少年を逮捕 遠田署

 遠田署は九日、美里町内に住む十九歳の無職少年を窃盗容疑で逮捕した。

 調べでは、少年は四月十日午後二時ごろ、同町内の男性会社員(22)が住むアパートに侵入し、現金四万数千円とゲーム機など二十数点(時価合計一万数千円相当)を盗んだ。




休日、夜間の納税窓口開設 大崎県税事務所

 県大崎県税事務所は28日、「休日納税・相談窓口」を開く。

 時間は午前8時半から午後5時15分まで。

 また「夜間納税・相談窓口」を今月3回、開設する。

 開設するのは25日、30日、31日で、時間はいずれも午後5時15分から午後8時まで。

 詳細は大崎県税事務所納税第1班へ。電話番号は91―0706。





5月9日(火)

増水で80匹ほど逃げ出した
 コイを4年ぶりに補充  大崎市古川の緒絶川


 大崎市古川の緒絶川荒川清流化促進協議会(小出祐和会長)は13日、古川の中心部を流れる緒絶川にコイを新たに100匹放流する。同日は市民ギャラリー「緒絶の館」周辺で「古川ふじまつり」が開催されるが、来場者にも手伝ってもらい、コイを川に放す予定だ。

 緒絶川のコイは、川の清流化を願って放流されている。昨年春は、古川桜ノ目にある工業団地内の池で越冬していた約230匹を川にもどした。

 緒絶川が通年通水可能になったことや、コイヘルペスの感染防止対策でコイの移動が厳しく規制されるようになったことから、緒絶川のコイたちはこの冬、初めて川で越冬することになったが、1年の間に7・80匹ほど少なくなっているのが分かったという。冬に水が減り、酸素不足などで死んだものもいたが、増水で仕切りを越えて逃げ出したのがほとんどだという。

 このため、4年ぶりにコイを新たに「補充」することにした。

 コイは、30センチ程度に成長したものが、山形県の業者を通じて新潟県内から運ばれる。13日は午後1時から、まつり会場に設けた水槽から、網などを使って市民に放流を手伝ってもらうイベントを行う予定だ。
 




進ちょく率は46・1%
 大崎地方の田植え 8日現在

 大崎地方の8日現在の田植えの進ちょく率は46・1%で、このうち旧古川市では60%まで進んだ。

 大崎地方では同日までに、水稲作付け見込み1万2912ヘクタールのうち、5957ヘクタールで田植えが終わった。

 旧古川市以外の市町別の進ちょく率は、旧三本木町が70%、色麻町は65%。旧岩出山町は38・6三%、旧鳴子町は11%。

 県大崎農業改良普及センターでは「昨年同期のデータはないが、進ちょくは3日程度遅れている」という。

 理由として、4月に入って低温が続き苗の成長が遅れ気味だったことに加え、「連休に集中しないよう、遅めの田植えを呼びかけていることが浸透しつつあるのでは」と語っている。




納税通知書を12日送付
 自動車税 大崎県税事務所


 県大崎県税事務所は12日、自動車税納税通知書を一斉に送付する。納付期限は今月31日で、期限内の納税を県民に呼びかけている。

 大崎県税事務所管内の課税台数は8万8407台で、課税額は32億6530万1300円。課税額は前年より1・8%の減。

 納付はコンビニエンスストアでも可能。同事務所は19日、大崎市内のジャスコ古川店と岩出山池月の道の駅で、期限内の納付を呼びかけるキャンペーンを実施する。時間はいずれも午前10時から同11時半まで。

 詳細は大崎県税事務所納税第1班へ。電話番号は91―0706。





5月8日(月)

「古川ふじまつり」13日  ふじ棚のライトアップも
 

 大崎市古川で13日、「古川ふじまつり」が開かれる。市民ギャラリー・緒絶の館周辺にイベント広場が開設され、出店が並んで祭りの雰囲気を盛り上げ、周辺ではフリーマーケットなど関連イベントが開かれる。

 悲恋の歌枕で有名な緒絶川は古川の中心部を流れる。川沿いにはふじ棚が設けられ、花の季節には散策スポットとなり、市民の憩いの場にもなっている。

 花は色付き始めたばかりで、祭りが開かれる週末には2・3歩咲きまで進みそう。見ごろは20日前後になりそうだと、市古川総合支所商工課ではいう。

 ふじ棚のライトアップは、8カ所で8八日からスタート。29日まで、午後6時半から同10時まで行う。

 13日は、午前10時からまつり広場でイベントがスタート。地元の商店街や地域づくりグループなどが飲食物や農産物を販売する出店を開くほか、郷土芸能やストリートダンスの披露もある。

 また、緒絶の館ではふじ祭り写真展(10日から14日まで)、リサイクルデザイン工房ではリサイクル作品の展示会やフリーマーケットが開かれる。

 詳細は大崎市古川総合支所商工課まで。電話番号は23―2386。